2018年2月25日(日)、14:00より練馬区立区民・産業プラザ・ココネリ研修室1 にて、第23回公開講座「ゲノム情報は医療をどう変えるのか」が開催されました。
講師は渡邉淳日本医科大学准教授。日本医科大学付属病院の遺伝診療科・ゲノム先端医療部部長でゲノム情報は臨床検査として医療情報に活用できるようになったことを、図表を駆使して判り易く説明していただきました。
2016年7月24日(日)、14:00よりふるさと文化館1F多目的会議室 にて、第20回公開講座「他人ごとではない地球温暖化」が開催されました。
講師は東京都環境研究所の市橋新氏(環境資源研究科主任研究員、都市地球・緑環境研究チーム長) および千葉大学園芸学研究科の加藤顕氏(緑地環境学コ-ス助教)のお二人です。
市橋氏からは、顕在化しつつある気候変動の影響、世界で頻発する自然災害。 東京の備えは大丈夫なのか? 我々はどう対応するべきか?気候変動の影響の特徴。それに対する対策、「気候変動適応策」を自治体、企業、個人の立場から考える必要を紹介しいただきました。
加藤氏からは、「緑の適応策」として、多様な緑の機能が気候変動適応策としても注目されている視点から、 森林域に地上レーザーを導入して森林の正確な3次元データを取得する方法及び自然災害地の 被害状況を高精度に評価する手法など、最新の森林モニタリング技術等を紹介していただきました。
2016年5月29日(日)、14:00より練馬区立区民・産業プラザにて、第19回公開講座「脳を守ろう」が開催されました。
講師は東京女子医科大学の岩田誠氏(名誉教授。メディカルクリニック柿の木坂院長)です。
超高齢社会では、人生の最後まで心身共に健康でいるということが、最大の問題です。 高齢者における心身の健康を蝕む脳梗塞と認知症、この二大病態をどうやって予防すれば よいかをなどを判り易くお話しいただきました。
1. 脳はどのように働くのでしょうか。
2. 脳縮と脳萎縮
3. 脳梗塞は予防が第一
脳梗塞の直接的原因は3つあります。いずれも予防的対策が可能です。
4. アルツハイマー病変に負けない脳造り・・・・・表現行動
サイエンスカフェねりまは平成27(2015)年11月、「みんなでまもろう、三宝寺池!」と題して、 初めて市民座談会を開催しました。
日頃から三宝寺池に親しみ、安らぎを求めている市民の皆さんは、年月を経て移りゆく池の自然環境や生き物についても、多くの関心を寄せています。
また、「私たちの宝はこの先どう保全されていくのか」と心配する人たちも少なくありません。
一方、行政は、昭和末期までに激減してしまった天然記念物の沼沢植物群落について、平成5(1993)年に「保全基本計画」(目標は昭和30年代の状態に復元すること)を策定し、翌年から復元・保全事業に着手しました。
同事業は今日まで地道に継続されています。そうした事業の内容や成果の情報は、果たして市民の皆さんに浸透し、充分理解されているだろうか。この疑問が今回の市民座談会企画のきっかけです。
保全に関わられている専門家の方々と市民の皆さんを結んで一堂に会し、情報を共有し、意見交換する場を設けることが開催の趣旨でした。
座談会当日はまず基調報告として、文化庁出身の品田穣氏(保全基本計画策定時委員長)と大場達之氏(元千葉県立中央博物館副館長)に保全基本計画の骨子をご説明いただき、続いて保全事業を実際に担当されてきた趙賢一氏(㈱愛植物設計事務所社長)から、具体的な内容と成果について伺いました。
質疑応答に移り、参加者からは突っ込んだ質問や意見が相次ぎました。復元目標年代が昭和30年代であることへの疑念、湧水が豊富であった状態に本当に戻せるのか、水源や水質は大丈夫か等々、さらには対策資金に触れる声も聞かれたのです。
また沼沢植物群落の復元・保全だけでなく、昆虫類や野鳥の保護の必要性、外来種除去など、豊かな動植物の生息環境づくりを求める意見が出ました。
時間が限られていたため、今回の座談会で充分意見交換ができたとは言えません。三宝寺池とその周辺環境がどのような状態で維持できればよいのか、今回同様、専門家の方々を交えて対話を重ねる重要性を痛感しました。今後も市民の皆さんとともに「三宝寺池をまもる」活動を進めていきます。 (佐々岡忠男代表 文)
2015年9月26日(土)、14:00より練馬区立区民・産業プラザにて、第17回公開講座「手助け装着型ロボット」が開催されました。
講師は東京理科大学の小林宏氏(工学部機械工学科教授)で介護・農作業、物流などの幅広い分野で求められている装着型ロボット研究の第一人者です。すでに実用化されています。下記写真は先生自らが装着されている実技風景です。