第16回公開講座を開催 (2015.07.05)

2015年7月5日(日)、13:00より練馬区立石神井公園ふるさと文化館にて、第16回公開講座「緑の豊かさ計測と3D景観」が開催されました。
講師は千葉大学の加藤顕氏(園芸学研究科助教)と小花和宏之氏(環境リモートセンシング研究センター特任助教)です。

(第16回公開講座 講師:加藤顕先生、小花和宏之先生 ご講演風景)

2015年7月5日(日)、13:00より練馬区立石神井公園ふるさと文化館にて、第16回公開講座「緑の豊かさ計測と3D景観」が開催されました。

講師は千葉大学の加藤顕氏(園芸学研究科助教)と小花和宏之氏(環境リモートセンシング研究センター特任助教)で、両先生にはご講演に先立つ3月10日に三宝寺池中の島で計測をして頂きました。加藤先生が実施されたのは、レーザースキャンニング装置を用いた中の島の樹木一本一本から葉一枚一枚至るまでの三次元座標を正確に計測することでした。また、小花和先生は今話題になっているドローンを使って三宝寺池周辺を上空から撮影した多数の写真を基に高精度な地形データを獲得することでした。

(第16回公開講座 講師:小花和先生  ご講演風景)

加藤先生は3次元データを活用して「緑の質」を測る研究を東京都と共同で行っておられ、3次元データを用いることで、「緑の広がり」だけでなく「緑の質」を評価できる手法の開発を行っております。今回のご講演では、無人飛行機、地上レーザーといった3次元データが簡単に取得できる最新の技術や事例をご紹介頂き、緑を測り、そして緑を守る研究の魅力を参加者に伝えて頂きました。

小花和先生からはドローンの原理や空撮の特徴について実機を使ってご説明頂くとともに様々な測定事例に加えて、3月10日に三宝寺池で取得したデータを解析した内容をご紹介頂きました。

講演会には小学校や中学校、高齢者の方々、まちづくりセンタ-や三宝寺池の研究をしておられる方など、大変多くの方々にご参加頂き、最先端技術を駆使した計測技術や三宝寺池の緑の計測結果に深く関心を持たれたようです。